生活を支えるさまざまな場面で活用される次世代を担う技術を開発する

H-UAロケットを支える誇りが持てる技術力がある

商品開発センターでは基礎研究のほか、分野別にグループ分けされ、事業部における製品化が決定した商品の開発ではなく、差別化された商品を生み出すための先行した研究開発を行なっています。当社独自の先行開発により、ニーズを先取りした基盤技術から製品に近い技術の研究開発により、各事業部への技術提供が大きな使命です。現在の私のテーマは、飛翔体の姿勢、方向、位置を正確に把握する為の高精度なリングレーザージャイロの小型化、高精度化。リングレーザージャイロとは、簡単にいえば、ジャイロに角速度が加わると、ミラーで囲まれた光路を進む左回りと右回りの光に周波数差が生じ、これを検出することで、超高精度な角速度の計測を可能にした当社の誇るセンサーであり、H-UAロケットや無人潜水艇などに搭載されています。ミラーの反射率がジャイロ精度のカギになるためその向上が大きな課題です。

極めて小さいロス(損失)を計測する高精度化にゴールはない

ミラーのロス(ロス=1- 反射率)を低減し、反射率を向上させるという闘いがスタートしました。期限は4年。材料の検討と成膜、成膜後の処理方法とテーマは絞れましたが、そもそも我々の要求を満たすミラー実現のための極めて小さい損失を計測することが難しく、ロスメーター(損失の計測装置)の設計から始めることになりました。さまざまな国内外の文献を調べ、自らの手でパーツを組み上げるなど、完成まで1年以上を費やすことになりました。さらに成膜装置を用い、成膜処理を行なうことで、なんとか目標のミラー性能を達成することができたのです。悪戦苦闘の連続でしたが、一連の研究からミラーの性能だけでなく、ジャイロの製品全体のコンセプトまで考えるようになり、自らもこの経験を通して成長することができたと思います。また苦心して設計したロスメーターが別分野への応用も検討されていることも喜びの一つです。

飛行機、機械いじりが大好きな学生時代。夢の実現に向けてさらに磨きをかける

電子機器の設計の仕事に就いていた父親の影響もあり、小さいころから機械いじりが大好きで学生時代も移動体小型通信に用いられる小型アンテナの開発を行なっていました。航空と電子関係にかかわる仕事を希望していたので、自分には最適な職場だと思います。研究には、専門性はもちろん、幅広い知識が求められます。外部の技術セミナーの受講や、技術展示会にも積極的に出向き、新しい技術を習得し、今後に生かしたいと考えています。また、当社の技術はパソコン、携帯電話、デジタルカメラなどから、自動車、新幹線、ロケットまで、生活にかかわるさまざまな場面で活用されている。それだけ事業の可能性があるということですし、私の所属する商品開発センターの研究開発が会社の競争力を左右することにもなり、責任もやりがいも大きいといえます。

オンも
オフもスタイルを変えることはない

学生時代には鳥人間コンテストに参加。
機体の図面作成に昼夜問わず夢中で取り組んだことが良い思い出です。失敗して仲間が湖に落ちる姿を見たくないという思いがそうさせたのかもしれません。
現在のプライベートでの趣味は旅行と料理。会社や健康保険組合の提携する保養所が多数あり、休日には家族で旅行を楽しんでします。料理も好きなのですが、調味料の分量や調理時間など正確でないと気がすまないことや、新しいジャンルにしょっちゅう挑戦してしまうところに自分の研究者根性を感じてしまいます。でも料理の場合は研究と違い取り組んだ結果がすぐにわかる。これが本当は短気な自分がはまってしまう理由かもしれません。

ページトップへ